Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

2022-01-01から1年間の記事一覧

英語は世界の共通語

何の因果か外資系企業に入った.別に外資系企業に入りたかったわけではない.やりたいことができる会社を探したら、外資系しかなかった.本社(HQ)はイギリスだった.その後何度か転職.本社はカナダ、アメリカ(東海岸)、フランス、アメリカ(西海岸)と3…

「ラジオで! カムカムエヴリバディ」

昨年の朝ドラ「カムカムエヴリバディ」はとても面白かった.このドラマは、ラジオ放送が始まった1925年3月22日に生を受けた安子と、彼女の子るい、孫のひなた、この三代の女性100年を描く物語だ.三人の女性に共通するのは、ラジオの英語講座で英語を学習し…

「続・基礎英語」のころ

「基礎英語」を一年聞いて、手応えを感じ、翌年は「基礎英語」と「続・基礎英語」を聞くことにした.当時、NHKのラジオの語学講座は、現在の豊富なラインナップを熟知する若い人には信じられないかも知れないが、「基礎英語」「続・基礎英語」「英語会話」の…

「基礎英語」のころ

中学生になる時、小学校とは違って勉強が大変になるとあちこちで脅かされた.いわく、「算数」は「数学」に変わって格段に難しくなる.国語に古文が含まれるようになる.社会は地理・歴史・公民に分れる、など.中でも一番大きいのは「英語」という新しい科…

通夜の習慣

遠縁の人の訃報.昨日は通夜へ参列のため、富士吉田まで赴いた.物心ついてから今に至るまで、家族、親戚、職場の同僚、友人知人など、少なくない回数の葬儀に出席した.たいていは仏教だが、仏教にもさまざまな流派がある.キリスト教の式もあった.故人が…

6,000円相当の作業

3年前に購入した竹木製腕時計が、ふと見たら止まっている.まだ電池が切れるタイミングではない.どうしたのかと思ったら、秒針が取れ、それが短針と時計盤の間に挟まり、針の動きを止めていた.小さくトントン叩いて振動させ、動かしたら、秒針が外れた.そ…

書留受取顛末記

昨日、買い物から戻ってきたら不在票が挟まっていた.週の半分は終日家にいる.外出は食料や日用雑貨品の買い物が主だから、長時間にわたることは少ない.昨日は30分ほど不在の間に来たことになる.家にいる時間が長いのに、申し訳ないことをした.差出人を…

池永正明逝去

2022年9月25日、元プロ野球選手の池永正明ががんのため逝去.76歳.池永が投げる姿は見たことがない.そもそも顔を知らない.しかし、自分が直接知る野球人の多くが池永を何度も語っている.そのため、その経歴は相当詳しく知っている.黒い霧事件で永久追放…

ヘッドホンを買った

ヘッドホンの、左耳に充てる部分の付け根がぽっきり折れてしまった.接着剤で着けてみたが着かない.耳で(軽く)押さえれば使えるが、まあ、使えない.英語学習と電話をかける時に使用している.毎日それなりの長時間だ.前回購入して二年半.早いけど、寿…

炊飯器を買った

炊飯器の内釜のコーティングが剥がれてきた.気になるようになったと思ったら、二ヵ所に増えた.購入して13年経つ.もう寿命ということだろう.内釜だけ交換すれば問題なく使用できそうだが、サンヨー製のため、それは難しい.この際新しく購入することにし…

石井いさみ逝去

2022年9月17日、漫画家の石井いさみが急性心不全により逝去.80歳.「くたばれ!! 涙くん」「ケンカの聖書」「すてごろ専科」など、いろいろ読んだ作品はあれど、なんといっても印象の残るのは「750ライダー」だ.自分は高校時代、仲のいい友人も彼女もおらず…

個人印刷小史

学校の先生が生徒や父母に案内を配布する場合。部活動などで部員に資料を配布する、イベントで来客に注意事項を渡すなど、要は素人が何十人かの人に同じ内容のものを配布しようとした場合、どういうやり方だったかを振り返ってみる.自分の小学生時代は、も…

ジャン=リュック・ゴダール逝去

2022年9月13日、フランスの映画監督ジャン=リュック・ゴダールが自殺幇助(安楽死)により逝去.91歳.自殺幇助は居住しているスイスで認められている.映画に一家言ある人ならば、口角泡を飛ばして語り出すのだろうが、残念ながら私は語るべき何ものもない…

近藤誠逝去

2022年8月13日、医師の近藤誠が虚血性心疾患のため逝去.73歳.1988年、文藝春秋に「乳ガンは切らずに治る」を寄稿.この頃は毎月文藝春秋を買っていたから記事は見ているはずだが印象には残っていない.その名を意識したのは、1996年の「患者よ、がんと闘う…

山本コウタロー逝去

2022年7月4日、歌手の山本コウタローが脳内出血のため逝去.73歳.私が山本コウタローを知ったのは1970年.「走れコウタロー」が大ヒットした.歌は好きで覚え、中のセリフも必死で早口の練習をした.ただ、歌っているバンドが「ソルティ・シュガー」という…

島根訪問 (5)

この4日間で「まずいな」と感じたのは、新型コロナの感染防止のタガが緩んでしまったこと.この二年半、マスク着用・頻繁な手洗いは大前提で、仕事は自宅勤務、外出は食料品や日用品の買い物のみ.人に会わない、人込みに近寄らないという制約を課し、それを…

島根訪問 (4)

島根訪問が決まったあと、旅行クーポンの配布が決定された.ホテルは楽天トラベルで予約.楽天トラベルは、予約完了した時点で費用が引き落とされる.数日後、クーポンが使えるがどうしますか? という案内メールが届いた.希望する場合は予約ページでチェッ…

島根訪問 (3)

短期間にずいぶん何人もの親戚筋の人と会った.それなりに友好的な関係ではあるが、お墓のことや、土地のことや、その他もろもろ、話し合わなければならないことも山積み.義父は、これまでも何かあった時には応分のお金を出すなど、できることはやってきた…

島根訪問 (2)

義父の実家には泊まれない.近くに温泉に宿を取り、そこを拠点に行動することにした.島根へはいろいろな行き方がある.空港もあるし、特急もある.あるところまで新幹線で行き、長距離バスを利用する方法も.しかし、空港は遠い.飛行機も電車も便数は少な…

島根訪問 (1)

10月20日~23日に島根を訪れた.いろいろな意味で滅多にない経験だった.島根は義父の生まれ育ったところ.それなら年に一度くらい帰省してもおかしくはないが、義父は島根へ行く様子がない.数年前に、ちょっと家の様子が見たい、お墓参りがしたい、と漏ら…

波乱のプロ野球

今年のプロ野球は本当にいろいろなことが起きている.ノーヒット・ノーランを達成した投手が4人も出たり、ヤクルトスワローズの村上宗隆が5打席連続本塁打をかっ飛ばしたり.セは既にスワローズが優勝を決めた.パはずっとマジックの点灯していたホークスが…

出直すのは一かゼロか

「一から出直し」「ゼロからやり直し」という言葉がある.初心に戻り、白紙の状態からやり直すことをいう.後半は「再出発」とか「巻き返し」などと言い換えられることがあるが、これは類義語だから構わない.しかしゼロと一ではかなり違う.なぜ違うのか、…

小田嶋隆逝去

2022年6月24日、コラムニストの小田嶋隆が病気のため逝去.65歳.私がオダジマの名前を知ったのは1990年ごろ.コンピュータやコンピュータ業界の難しい話を、わかりやすく、ユーモアたっぷりに書いたコラムをあちこちで見かけた.業界の片隅に棲息していた自…

ハー・マジェスティ

二ヵ月近く書かなかった間に起きたことで一番ショッキングだったのは、エリザベス女王が亡くなられたこと.報道では「崩御」という言葉が使われていたが、これには違和感を持った.天皇、皇后、皇太后、太皇太后(と上皇)様が亡くなられた時のみに使うべき…

60回目の誕生日

ちょっと忙しいと書く時間が捻出できなくなり、ちょっと書かない日が続くと、それが日常になってしまう.きっかけがないと、戻すのは難しい.今日は誕生日.それを記しておくことにする.還暦を迎えたことになるが、驚くほど感慨はない.これまでの誕生日で…

出口調査に反対

昨日、参議院選挙で投票を済ませた後、NHKの出口調査につかまった.こうした調査はおかしい.やめるべきだとかねがね考えているが、その場で議論しても仕方がないので無視して通り過ぎた.ここで私見を述べておく.今回も20時に投票が終了すると同時に大半の…

影響

昨日の事件を受けて、今日は街頭演説をやめた人が少なくなかったようだ.明日の投票日を控え、普段、政治にさして興味のない人も、今日は目の前で話していたら、少しは立ち止まって聞くだろう.一般国民が政治家の話に直に耳を傾ける最大の機会と思うが、そ…

安倍晋三狙撃事件

7月8日午前11時半、安倍晋三元首相が銃撃された.奈良市の近鉄大和西大寺駅前で、街頭演説中だった.犯人はその場で現行犯逮捕.安倍元首相は心肺停止で救急搬送されたが、17時50分過ぎに、亡くなったと報じられた.お昼過ぎに事件を知り、たいそう驚いた.…

歴史は誰が作ったか(その2)

小学6年生の時に、友人から、何百年も前のことがどうしてこんなに詳しくわかるのか? 誰かの作り話を信じ込まされているだけなのではないか? と言われて驚いたことを書いた.この説明をする前に、重大な誤解を解いておかなければならない.小学生が触れる「…

歴史は誰が作ったか

小学6年生の頃.図書室にあった偉人伝全集に興味を持った.それまで偉人の伝記といえばエジソンや野口英世等を思い浮かべていたが、信長秀吉家康に頼朝義経、勝海舟に西郷隆盛に坂本龍馬といった人物に惹かれ、読み耽った.同じクラスの仲の良い友人がやはり…