Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

訃報

豊田有恒逝去

2023年11月28日、作家の豊田有恒が食道癌のため逝去.85歳.昨5日に公表された.筆名は「とよた」と読むのが正しいそうだ.それはたった今知った.長い間「とよだ」だと思っていた.蔵書は角川文庫の「もう一つの世界」だけなのだが、これしか読んでいないわ…

鈴木瑞穂逝去

2023年11月19日、俳優の鈴木瑞穂が心不全のため逝去.96歳.ちょうど二、三日前、そういえば鈴木瑞穂ってまだ生きているのかな、とふと思いついて検索し、まだご存命なんだーとほっとしたことがあった.それがなければ、今朝の新聞の小さな囲み記事には気づ…

大物歌手が続々と

2023年10月18日、もんたよりのりが大動脈解離のため死去.72歳.18日の朝に自宅で倒れ、救急搬送されたが助からなかったと、22日に公式ブログにて発表された.2023日11月9日、大橋純子が死去.73歳.3月に食道がんが再発し、治療中であった.11月23日、もん…

さらばチンペイ

2023年10月8日、谷村新司が腸炎のため逝去.74歳.10月16日に死去の事実が公表された.谷村新司といえば、中学生の時に聞いた文化放送の「セイ! ヤング」が印象に残っている.自身が進行を務める番組で、ばんばひろふみもレギュラーだったのか、ゲストとし…

加藤秀俊逝去

2023年9月20日、社会学者の加藤秀俊が逝去.93歳.この人にはずいぶんとお世話になった.今も書棚を見てみると、中公新書の「整理学」「人間関係」「取材学」「電子時代の整理学」、講談社文庫の「アメリカ人」「日本人の周辺」などが目に入る.しかしなんと…

平野光泰逝去

2023年9月9日、元プロ野球選手の平野光泰が逝去.74歳.強かった時代の近鉄バファローズの核弾頭のトップバッター.俊足強肩の外野手として活躍した.1980年にはサイクルヒットを記録.同年のオールスターではMVPを獲得.1984年、ロッテオリオンズの仁科時成…

土田よしこ逝去

2023年9月15日、漫画家の土田よしこが逝去.75歳.幼少のみぎり、漫画は好きでいろいろ読んでいたが少女漫画にだけはなじめなかった.そんな中、土田よしこの作品は異彩を放っていた.少女漫画雑誌に土田よしこの作品が載っていたら、そこだけ読んだ.もっと…

古沢憲司逝去

2023年8月22日、元プロ野球選手の古沢憲司が逝去.75歳.古沢憲司の名を覚えたのは「がんばれ!!タブチくん」のキャラクターとしてだ.つまりタイガースの選手だった.あだ名は「バーディ」.ゴルフが得意で調子に乗るとバーディラッシュ.そこからついたあ…

テリー・ファンク逝去

2023年8月23日、元プロレスラーのテリー・ファンクが逝去.79歳.テリー・ファンクは非常に馴染みのある名前だ.よく知っている錯覚に陥るが、テリーのプロレスの試合は一度も見たことがない.プロレス以外はもっと知らない。だからテリーのことは、本当は何…

森村誠一逝去

7月24日、作家の森村誠一が肺炎のため逝去.90歳.森村誠一といえば角川映画.話題になった小説を原作にして映画を制作するのは珍しいことではないが、角川書店は、本の宣伝のために出版社の主導で映画化を企画.決まると本の表紙を宣伝用のスチール写真に差…

北別府学、杉下茂逝去

大正生まれと昭和生まれ、それぞれ時代を代表する大投手の訃報が立て続けに飛び込んで来た.北別府学は2023年6月16日逝去.65歳.2020年に「成人T細胞白血病」と診断されたことを公表し、治療を続けて来た.実働19年で213勝141敗5セーブ.最多勝利2回、最優…

中西太逝去

2023年5月11日、元プロ野球選手の中西太が逝去.90歳.また昭和の偉人が一人、いなくなった.黄金時代の西鉄の盟友だった稲尾和久(70歳)も豊田泰光(81歳)も大下弘(56歳)も仰木彬(70歳)も、とっくにこの世を去っている.彼らに比べればずいぶんと長生…

中真千子逝去

2023年3月4日、俳優の中真千子が逝去.86歳.中真千子といってわかる人がどのくらいいるのかわからない.映画「若大将シリーズ」で若大将の妹役で一世を風靡したようだ.Wikipediaによれば、クレージー・キャッツの映画や、テレビドラマでは「大江戸捜査網」…

ムツゴロウ先生逝去

2023年4月5日、作家の畑正憲が心筋梗塞にて逝去.87歳.20代の時にムツゴロウ王国のブームがあった.人柄も慕われており、人気があった.私自身は残念ながら、氏の著作は一冊も読んだことがない.30代くらいの時だったと思うが、ネットの掲示板で、とある出…

坂本龍一逝去

2023年3月28日、坂本龍一逝去.71歳.4月2日の夜に訃報に接した.ビッグネームだが、いざ教授の曲で何を知っているかとなると、「テクノポリス」くらいしか思いつかない.その後の多くの人の追悼のコメントを読んで、大河ドラマ「八重の桜」のテーマ音楽を担…

奈良岡朋子逝去

2023年3月23日、俳優の奈良岡朋子が肺炎のため逝去.93歳.3月29日に訃報が流れた.「江」(2011)の大政所(なか)役、「まほろ駅前狂騒曲」(2014)の曽根田菊子役など、比較的最近までテレビや映画に出演していたが、自分にとってはなんといっても印象に…

秋竜山逝去

2023年3月6日、漫画家の秋竜山が心不全逝去.80歳.小学館漫画賞、文春漫画賞の受賞作家.ナンセンス漫画の元祖.誰も言う人はいないが、自分は吾妻ひでおの系図に連なる人だと考えている.眼科や歯科などの医院には、待合室に一般向けの雑誌が置いてあった…

大江健三郎逝去

2023年3月3日、大江健三郎が老衰のため逝去.88歳.芥川賞、谷崎潤一郎賞、川端康成文学賞、そしてノーベル賞の受賞作家.名前はよく知っているが、作品を読んだ記憶がない.調べてみると「見る前に跳べ」という著書を持っていた.買ったのは学生時代だろう…

岡田徹逝去

2023年2月14日、キーボーディストの岡田徹が心不全のため逝去.73歳.ネット記事を斜め読みしていた時に、アグネス・チャン、訃報などの言葉が飛び込んできたため、アグネスが死んだのかと慌てて記事を読んだ.岡田の訃報に接したアグネスが絶句したという内…

鮎川誠逝去

2023年1月29日、ギタリストの鮎川誠が膵臓がんのため逝去.74歳.昨年5月に余命5ヵ月の宣告を受けていたが、公表せず、全国ツアーを続けた.年末に腹痛のため一時入院したが、ライブ復帰を目指し、回復に努めていたという.ロックバンド「シーナ&ザ・ロケッ…

門田博光逝去

2023年1月24日、元プロ野球選手の門田博光の訃報が流れた.74歳.23日に予定されていた通院治療に現われなかったことから、病院が警察に相談。24日に警察官が自宅を訪ねたところ、倒れていたのを発見.その場で死亡が確認されたという.ということは、独り暮…

高橋ユキヒロ逝去

2023年1月15日、高橋幸宏の訃報が流れた.70歳.日時や死因などの詳細は伝えられていない.自分は坂本龍一のグレーのtweetで知った.2020年、脳腫瘍の手術を行なったことを公表.手術は成功し、予後は良かったと言われていた.その後、肺炎で入院したとの報…

柳生博逝去

2022年4月16日、俳優の柳生博が老衰のため逝去.85歳.印象に残るのはなんといっても「飛び出せ! 青春」の塚本先生役.穂積隆信演じる江川教頭とのコンビは物語に強いアクセントを与えた.ただ穂積隆信の名悪役ぶりは惚れ惚れしたが、柳生博は大根だと思っ…

池永正明逝去

2022年9月25日、元プロ野球選手の池永正明ががんのため逝去.76歳.池永が投げる姿は見たことがない.そもそも顔を知らない.しかし、自分が直接知る野球人の多くが池永を何度も語っている.そのため、その経歴は相当詳しく知っている.黒い霧事件で永久追放…

石井いさみ逝去

2022年9月17日、漫画家の石井いさみが急性心不全により逝去.80歳.「くたばれ!! 涙くん」「ケンカの聖書」「すてごろ専科」など、いろいろ読んだ作品はあれど、なんといっても印象の残るのは「750ライダー」だ.自分は高校時代、仲のいい友人も彼女もおらず…

ジャン=リュック・ゴダール逝去

2022年9月13日、フランスの映画監督ジャン=リュック・ゴダールが自殺幇助(安楽死)により逝去.91歳.自殺幇助は居住しているスイスで認められている.映画に一家言ある人ならば、口角泡を飛ばして語り出すのだろうが、残念ながら私は語るべき何ものもない…

近藤誠逝去

2022年8月13日、医師の近藤誠が虚血性心疾患のため逝去.73歳.1988年、文藝春秋に「乳ガンは切らずに治る」を寄稿.この頃は毎月文藝春秋を買っていたから記事は見ているはずだが印象には残っていない.その名を意識したのは、1996年の「患者よ、がんと闘う…

山本コウタロー逝去

2022年7月4日、歌手の山本コウタローが脳内出血のため逝去.73歳.私が山本コウタローを知ったのは1970年.「走れコウタロー」が大ヒットした.歌は好きで覚え、中のセリフも必死で早口の練習をした.ただ、歌っているバンドが「ソルティ・シュガー」という…

小田嶋隆逝去

2022年6月24日、コラムニストの小田嶋隆が病気のため逝去.65歳.私がオダジマの名前を知ったのは1990年ごろ.コンピュータやコンピュータ業界の難しい話を、わかりやすく、ユーモアたっぷりに書いたコラムをあちこちで見かけた.業界の片隅に棲息していた自…

ハー・マジェスティ

二ヵ月近く書かなかった間に起きたことで一番ショッキングだったのは、エリザベス女王が亡くなられたこと.報道では「崩御」という言葉が使われていたが、これには違和感を持った.天皇、皇后、皇太后、太皇太后(と上皇)様が亡くなられた時のみに使うべき…