Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

飲食店の存在意義

外食は極力控えるようにしている.自分一人でたまにラーメンを食べることはあるが、昨年以来、家族で店に行くことは皆無.

外食のメリットは、自分では作れない料理が食べられること、自分で調理や後片付けをしなくて済むこと.出先での食事とか、他人との会食とか、そもそも自炊が不可能なケースは当然.

自分で作れない料理は、懐石料理だとか、松坂牛のスキヤキだとかの「美食」だけではない.ラーメン屋のラーメンもこの範疇に入る.以前はいつでもどこでも食べられたから、あまりありがたみを感じなかったが、家ではあの味は出ない.たまにラーメン屋で食べると、こんなうまいものがほかにあるかと言いたくなるほど美味しく感じる.

昨日の夜はピザを取った.支度をするのが面倒で、たまたまピザの広告が目についたから.が、届いた時の香り、頬張った時の食感、ラーメンとは別の意味で「こんなうまいものがほかにあるか」と思った.

なんの変哲もない、どこにでもあるような飲食の店でも、店としてやっている以上、素人には出せない「何か」がある.それは貴重なものなのだ.

コロナ禍で飲食店が次々に廃業に追い込まれていると聞く.自分の知っている店は、今でもやっているか.個人経営の店は、一度潰れたら再建はほぼ不可能だろう.なんとか生き延びてくれるといいが.

f:id:chd:20211106170307j:plain