Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

パルスメーターを購入

ちょっと古い話だが、先月12日に血中酸素飽和度の測定器を購入した.

新型コロナは、呼吸困難の自覚のないまま呼吸状態が悪化すること(俗にいう「幸せな低酸素血症」)が起こり得るという.陽性が判明してすぐに入院できればいいが、自宅またはホテル療養していて、本人は重症だとは思っていなかったのに、気づいた時は手遅れだった、というニュースもあった.

家庭でパルスオキシメーターを購入し、定期的に測定するのがよい、といわれ、一時期は品薄状態だったが、今はその状態も改善されたという.いまさらであるが、我が家でも購入することにした.

それでネットでいろいろ見ていたのだが、見れば見るほど迷う.

2000円を切るような価格帯のものから数万円のものまであるが、どこが違うのかわからない.

メーカーの宣伝ページには、詐欺にご注意ください! 〇〇社の製品であることを必ずご確認ください! などとあちこちに記載されている.

このくらいの価格が適切かなと思う製品のレビュー欄には、何ヵ月も待たされた、とか、届いた製品が故障していたのに返品に応じてもらえなかった、とか、看過できないコメントが多数みられる.

良心的なメーカーや販売会社はもちろん多数あると思うが、この世界が今は狙われているのだろう.そういうところに素人がわざわざ足を踏み入れることはあるまい.そう思って通販での購入はやめ、ドラッグストアにでかけた.

「医療用がいいですか? そうでなくてもいいですか?」と訊かれた.

パルスオキシメーターには医療用とそうでないものがあるという.医療用は医療機関で使うためのもの.厚労省だかのナントカの認定を受けたものだが、値段は3万円以上する.医療用でなくていいのなら、ここに積んであるのがそう.パルスオキシメーターとはいわず、パルスゼロメーターという名称である.店員ではなく、薬剤師の人が、そう説明してくれた.

「性能はどこが違うのですか? 精度ですか?」

「同じです」と、その人は断言された.両方の機器で測定したら、同じ結果になると思います、と.

それなら医療用である必要はない.購入したのはオムニ社のパルスゼロメーター.税抜きで2000円をわずかに切る価格だ.ただし別途単4電池が2個必要.電池を装着したら重くなるかと思ったが、そんなことはない.

指にはさんでボタンを押すと、測定開始.8秒で表示される.指を抜くと自然に電源が切れる.なかなか便利だ.

血中酸素飽和度、灌流指数(PI値)、脈拍、脈拍強度の4つがわかるというが、画面に表示されるのは血中酸素飽和度、灌流指数(PI値)、脈拍、脈拍レベル、脈拍波形、電池残量だ.脈拍強度というものは表示されない.脈拍レベルのことを言っているのか.なぜ宣伝文句と説明書の言葉が違うのだ.まあ、興味ないのでどうでもいいが.

指によって血中酸素飽和度の数値が2~3くらい変わる.96以上が正常、95以上であれば問題なし、というが、指によって数値が変わるのは困りもの.とはいえ、体温計も、どこで測るかで1度くらい変わってしまう.体温が1度上がったり下がったりしたら大問題だが、現実には大きな問題なく運用している.測定する指を決めておけば、変化はわかるだろう.