Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

ドラマでパンデミックを描くべきでは

ここ二年くらい、大河ドラマ連続テレビ小説(朝ドラ)を除いて、「アリバイ崩し承ります」(2020年2~3月)、「私の家政夫ナギサさん」(2020年7~9月)、「タリオ 復讐代行の2人」(2020年10~11月)、「大豆田とわ子と三人の元夫」(2021年4~6月)、「ハコヅメ」(2021年7~9月)、「ミステリと言う勿れ」(2022年1月~放映中)といったドラマを見てきた.

「アリバイ崩し承ります」では途中から刑事がみなマスクをするようになり、なるほどと思ったが、それ以外のドラマでは誰もマスクを着用していない.これが不思議だ.いずれも現代劇のはず.2020年以降、世界は新型コロナウイルスの大流行に巻き込まれているのではないのか.その心配をしなくてよい世界というのは、もはや異次元だ.一昨年の秋とか、昨年の年末とか、収まったに見えた時期はあったから、その時期に撮影されたものならば、終息したことを前提としてもわからぬでもないが、「ハコヅメ」などは主演女優が感染したにも関わらず、復帰後も作中にコロナのことが描かれることはなかった.

現代の最大の風俗を描いていないことが問題なのではない.マスクなしで撮影をすることで、役者が感染の危機にさらされることが問題だ.昨日、バラエティはすべてリモートでいけるんじゃないかと書いた.同じように、ドラマも、作中の世界がパンデミックであるということにして、登場人物がマスクをすることによって、役者同士の感染を防げないかと思うのだ.

時代劇ではさすがにマスクはできない.上記で大河ドラマと朝ドラを除いたのはそれが理由.現代ドラマでも、家の中でのマスクは不自然だ.食事をするシーンでもマスクはできない.恋人同士が愛を語らう場面でも.だから、パンデミック前提でも、マスク着用のシーンは、それほど多くはないのかも知れない。それでも、何もしないよりずっとよいのではないかと思う.

f:id:chd:20220218005315j:plain
PexelsによるPixabayからの画像