Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

差し込み印刷

親戚の家々に通知することがあり、久しぶりに手紙を書いた.それぞれの一家の長はほとんどが後期高齢者.電話で済まない用事は手紙になる.もう少し若い世代、私の従兄弟・従姉妹の世代だと、電子化が進んでいるから、もっと楽だと言いたいが、簡単ではない.数年前に、何人かにメールアドレスを訊いたところ、人によってLINEがいいだとかfacebookのmessageがいいだとか様々で、意外に面倒だった.家族や友人愛人など、特定の人とのやり取りなら、その人が一番利用しやすいツールを使えばよい.しかし、不特定多数の人の間でやり取りをする場合、汎用性の高さでメールに比肩するツールはない.

断言してもよいが、10年後、facebookやLINEを利用している人は、皆無とは言わないが、ほとんどいないはず.もっとポピュラーな方法が一般的になり、忘れ去られている.これはmixiが今どうなっているかを見れば明らかだ.しかし、メールはなくならない.なぜそうなるかといえば、mixiもLINEもfacebookも、一社独占規格だから.メールは違う.そもそもメールはインターネットの最初期のアプリケーションであり、35年前に発信したメールは、現在の端末で正確に読むことができる.規格があって、さまざまのツールがそれに合わせているから.規格は拡張されているが、根本は変更されていないから.

話を戻す.

伝える内容は同じなので、文面は同じ.印刷する時に、相手の名前の部分に「差し込み印刷」を使った.この機能を使うのは本当に久しぶりだ.25年くらい前は、お客様に案内を送る時にこの機能のお世話になった.この頃は、何を送るのも基本は郵送だったから、きれいで見栄えのする宛名印刷とかに凝ったりもした.

ここ20年くらいは、案内は原則としてWebサイトに記載するかメール配信.紙の印刷物の配布はなくなった.5年くらい前に、たまに紙の資料を送ると普段メールを見ない層が読んでくれるかも知れない、と、3000通ほどDMを配布したことがあったが、この時は封入も宛名書きもすべて業者に依頼した.個人で対応できる量ではない.

今回は15件ほどだが、三枚の紙を三つに折って封筒に入れるだけでも大変な手間であることを改めて実感.封筒を糊付けしたり、切手を貼ることも.昔を思い出して懐かしくはあったが.

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salofotoによるPixabayからの画像