Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

確定申告終了

昨年11月で退職したため、会社での年末調整は行なっていない.そのため、確定申告を行なう必要がある.

確定申告は、以前にも一度経験したことがある.20年くらい前か.その時は税務署まで出かけて行き、担当者に書類の作成方法を教えてもらい、電卓を片手に書類に記入していった.臨時の窓口がいくつもあったが、どこも長蛇の列だった.とにかく相当に面倒な思いをした.その時の記憶が残っていて、積極的に、さあやろう、という気になれなかった.

手間のかかるものであれば、なおさら早めに手を付けないといけないことは、仕事と同じ.しかし、やりたくないことは、ギリギリの状況に陥らないとやる気が涌いてこないもの.これもまた仕事と同じ.

確定申告の目的は、税金を納めるためにする場合と、過払いの税金の還付を受ける場合とに大別できる.個人事業を営んでいる人は前者、「給与」をもらっている人は後者.

確定申告は3月15日までである.以前の知識では、税金を納める場合は、締め切りを過ぎると延滞金を課せられる可能性があるが、還付を受ける場合は締め切りはなく、3月15日を過ぎても構わない.時効があるからいつまででもいいわけではないが、二年か三年は大丈夫だったはず.いよいよとなったら、15日を過ぎてもいいや、と考えたりもした.が、いろいろ調べてみると、申告が3月15日を過ぎても還付が受けられる、と書いてある資料が見当たらない.締め切りを過ぎると碌な結果を生まない気がしてきた.要は3月15日までに済ませれば問題がないのだ.

と、外堀を埋め、ついに昨日の日曜に取り掛かった.

まずは源泉徴収票と保険の控除証明書を手許に置く.これはさすがにちゃんと保管してあり、すぐに見つかった.

そして確定申告のWebサイトへ行く.驚いたが、源泉徴収票と控除証明書の内容を入力すると、自動で計算し、書類を作成してくる.そしていくら還付されるかまで表示される.こんなに簡単だったのか.

書類作成はすべてWeb上で自動で行われるが、書類はPDFで出力される。それを印刷し、身分証明を貼り、郵送するのだ.いきなりアナログになるのがオカシイが、控除証明書は原紙を添付する必要があり、これはこれで合理的なのかも知れない.マイナンバーカードを持っていると身分証明が不要でもっと楽にできるらしいが、思うところあり、マイナンバーカードは作らないことにしている.

結局、身分証明書のコピーを書類に貼り付けるのが一番時間がかかった.さいわい税務署は近くにあるため、そのまま歩いて税務署に行き、提出.これで終わり.

ここ一ヵ月くらい、確定申告をやらなくては、という圧迫感があったが、それがなくなり、晴れ晴れとした.

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