Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

清水の舞台から飛び降りたつもりで

三菱鉛筆のHi-uniを買った.清水の舞台から飛び降りた気分だ.

鉛筆が使用中の4本のみで新品がないため、そろそろ買わなければと思っており、用事があって出かけた先に有隣堂があったため、文具コーナーへ立ち寄った.

鉛筆はそうそう頻繁に買うものではなく、価格をすっかり忘れていた.改めて確認し、驚愕する.三菱の普通の鉛筆は一本44円.uni★starは66円.uniは110円.Hi-uniは165円.グレードごとに相当な価格差がある.

普通の鉛筆は書きにくいので問題外.今使っているのはuni.そういえばuni★starというのもあったな、以前は使ったこともあるが、そう悪くもなかったかな……と書き味を思い出すよう努め、uni-starでもいいかな、とも考えた.Hi-uniは高過ぎる.uni★starの2.5倍、uniの1.5倍.

自分が物心ついた時からuniは存在した.Hi-uniもあったはず.uni★starはあとから登場したのではなかったか.クラスにuniを使っている人が一人か二人はいたような気がする.ただ、学校のそばのよく行く文房具屋のおばちゃんが、別にuniを使ったら東大行けるわけじゃないしね、と言っていたのは覚えている.商売だから売ってはいるけれど、子どもが使うものとしては分不相応に高いと、その人も思っていたのだろう.

幸か不幸か、学校を出るまで使ったことはなかったから、どんなものかは知らなかった.大人になったある時、たまたま使う機会があって、普通の鉛筆との書き味の違いに驚いた.

学生時代に字を書くといえば、授業中のノートであっても、試験であっても、鉛筆使用が基本.一方、就職してからは、ちょっとしたメモであってもボールペンを使うのが普通.自分も専らボールペンを使った.大量の文字を書いていると、肩や手首が疲れてくる.これは、当初は仕方のないことだと思っていたが、雑誌社に勤める知人から、芯の太いボールペンを使うと楽だと聞き、試してみたところ、書き心地が相当に違うことがわかった.これまで自分は、細い字が好きで、0.3mmとか0.5mmとかのペンを好んで使っていたが、以降はメモ用のペンは1.0mmに変えた.これで随分と楽になった.

楽になる方法はあるのだなと気づき、あれこれ模索しているうちに、ボールペンより鉛筆の方がはるかに手に優しいことに気づいた.以後はペンシルケースを持ち歩き、メモはもっぱら鉛筆を使うようになった.

同じ鉛筆でも、普通のものよりuni★starの方が、uni★starよりuniの方が、書き心地がいい.無論、uniよりもHi-uniの方が……

とはいえ、鉛筆一本に165円はない.高過ぎる.いや、品質を考えれば高過ぎるということはないけれど、自分ごときがこんな高級品を使っていいのか.uniで十分ではないか.uniだって高級品だ.現在使っていて、特に不満を感じていない.

そんな風にしばらく躊躇していたのだが、ふと、1ダースでいくらになるのか考えた.

165円×12本=1,980円.

え、なんだ、たったの1,980円なのか.1ダース買えば、数年はもつのだ.それが1,980円で済む.躊躇する必要はないな、と苦笑した次第.これを使い切る時まで、このブログは存在しているだろうか.