Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

島根訪問 (1)

10月20日~23日に島根を訪れた.いろいろな意味で滅多にない経験だった.

島根は義父の生まれ育ったところ.それなら年に一度くらい帰省してもおかしくはないが、義父は島根へ行く様子がない.数年前に、ちょっと家の様子が見たい、お墓参りがしたい、と漏らしたことがあるが、立ち消えになった.

2020年3月以降は、コロナ禍のため、そもそも旅行に行かれる状況ではなくなった.

一度、島根には帰らなくていいのか訊いたことがあるが、コロナが落ち着いたら……という返事だった.

島根に行くかどうかは義父の問題.自分にはどうでもいい.当初はそう考えていたが、今は元気でも、年齢を考えれば、いつまでも元気ではない.コロナが完全に収まるまでにはまだ何年もかかる.行かれるうちに行っておかないと、行けなくなるのではないか.母を見ていてそう感じた私は、島根行きを薦めることにした.

一人で行くことに体力的な不安を感じているのではないかと、「一緒に行きましょう」と提案.「コロナの感染状況は、今はかなり落ち着いています、今を逃すと、第八派が来るだろうし、寒くなれば風邪やインフルエンザも流行ります、そうなれば次の機会は来年になります……」.その時にお父さんが元気でいる保証はない、という言葉を飲み込んだ.

数ヵ月前から、行くなら今年の10月だと考え、背中を何度か押した結果、「じゃあ、行くか」ということになった.義父にとっては15年ぶりの帰省になる.自分は島根へ行くのは初めてだ.