Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

続・本を捨てた

本の処分第二弾.既に処分済みだが、改めて見ると悲喜こもごも.

この中で最も古い本は「トランプ・花札の遊び方」だ.物心ついた時には既に家にあった.家族でトランプ遊びをすることが多かったから親が買ったのだろう.不思議なことに、7並べにしてもババ抜きにしても、我が家のルールはこの本に書かれているものとは違った.恐らくそれは親が知っているルールで、つまりこの本を買ってはみたものの、あまり参考にはしなかったのだろう.実際、ページをめくってみても、説明がわかりにくくて、じゃあ今日はこのゲームで遊んでみようか、という気にはならなかった.

「山の上にある病院」も古い本.小学生の時に私の住む市に岩村博士が講演に来られ、それを聞きに行った.会場で売っていたので買って帰ってきた.今から思えば、よく小学生の自分がそんなお金を持ち歩いていたもの.一人で行ったと思うのだが、もしかしたら親と一緒だったのだろうか.「本書を読めば、岩村博士がなぜ日本の無医村ではなくネパールに行ったのかがよくわかる」という帯コピーがついていた記憶がある.実は講演を聞いた時にそれを疑問に感じた.日本にも医者がいなくて困っている地域はたくさんあるだろうに、なぜそこではなく外国に行ったのかと.が、小学生の自分には、その理由は理解できなかった.

不惑の挑戦」野球選手の書いた(ことになっている)本は玉石混交だが、この本は石の際たるもの.恐らくどこかのライターが、ほんの数時間の取材のみで一冊をでっちあげたのだろうことが丸わかりなのだ.それでも、門田の名前でそのライターさんや出版社の人になにがしかのお金が入るのであれば、非難することはできない.そういう人にも生活があるのだ.

「取締役の法律知識」や「人生のヒント」は仕事の役に立つかと思って購入したもの.家にあると、読み返すことがあるかも知れない、と考えてしまうが、処分したために、二度と読まずに済む.さっぱりした.

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