中国戦はふん詰まりの試合展開だったが、今回は快勝だ.
先発はダルビッシュ.メジャーの中継は見ない自分にとって、ダルが投げるのを見るのは何年振りか.記憶にあるダルとは、フォームも体格も、まるで違う.
球威はもちろんあるのだろうが、前日の大谷を剛とするならダルは柔の極致をいっているように感じた.二回をノーヒット.この時点で今日もダルの快投と日本の勝利を確信し、目を離したら、三回の攻防がすごいことになっていた.
先頭打者に二塁打を打たれ、次を抑えないとな、と思ったら次打者にツーラン.ツーアウトを取ったあと、三塁ゴロを村上の悪送球で生かしてしまい、さらに一点を献上.しかしその裏、源田・中村の連続四球のあと、ヌートバーのヒットで一点を返すと、近藤の二塁打、大谷敬遠、村上内野フライ、そして吉田がヒットと続き、4点を取って逆転した.その後も着実に加点し、終わってみれば大差で勝利.
ヌートバーは守備でもミラクルプレイがあった.打っては4打数2安打1打点で文句なしのお立ち台.大谷は3打数2安打1打点、吉田は3打数3安打5打点、そして昨日、「明日は近藤健介に注目しよう」と書いたその近藤は、ホームランを含む3打数2安打3打点と活躍.村上は犠牲フライがあったが、あれは詰まった当たり.今日もノーヒットだ.