歩いて旅をしてみたい、と時々思う.たとえば2~3週間かけて東海道を歩き、京都まで行ってみたい.が、現実問題としてはあり得ない、とも思う.
一番の問題は時間だ.2~3週間、ほかのことを一切気にせず、時間のすべてを旅行に費やすということはできるものではない.2~3週間どころか一週間だって難しい.年老いた親のことを考え、海外旅行も自粛しているのだ.
体力の心配もある.過日、一日で4万3千歩(約32km)以上を歩き、自己新記録を更新した.この時は翌日も、翌々日も15km以上歩き、体力的にはまだまだいけそうだったが、旅行となると一日40kmくらいは歩きたいもの.それで何日も連続して続けられるかといえば、現段階では全く未知数.
もうひとつ気になるのは荷物だ.過去に出張や旅行で一週間くらい出かけたことは何度もあるが、荷物はそれなりの量になる.大きなスーツケースを抱えて一日何時間も歩くのは非現実的.バックパックに詰められる量が上限だ.昔の人は着替えをどうしていたのだろう.
二週間とか三週間とかの長期間は無理でも、短期間ならどうであろう.日本橋を起点に考えると、箱根を超えて三島まで112km.ピッタリ道なりというわけにもいかないだろうから余裕を見込んで120kmと考えると、一日40km歩いて三日の行程.このくらいならどうだろう.三島で夜を明かしたら、翌日は電車で帰ってくればいい.自宅から出発すると20kmくらいずれるので、吉原くらいまで.
休憩時間を含め、10時間で40km歩けないかな.歩けるとすると、例えば朝9時に出発し、到着が19時.多少遅れて20時でもいい.それから風呂に浸かって食事をして、一杯やって23時に就寝.翌朝は7時に起床.うん、スケジュール的にも問題はなさそう.
気になるのはやはり着替えだ.今の季節なら最低でも2時間に一度(できれば1時間に一度)はシャツを着替えたい.本当はボトムスもはき替えたいが、それが可能な場所は限られる.コンビニのトイレでは無理.なので日中は諦めるとしても、少なくとも毎日は替えたい.が、バックパックのみと考えたら、一日分でも厳しい.さすがに夏には実行しないとしても、極端に減るわけではない.
奥の手として、温泉は諦め、毎日自宅へ戻って来る方法も考えられる.例えば大磯まで歩いたら、そこから電車で帰宅.翌日は大磯まで電車で行き、そこから再び歩き出す.これなら着替えは一日分あればいい.疲れが出るようなら、何も次の日でなくても、間を空ければいい.「東海道を歩く」とするには情緒に欠けるが、十分に現実的である.
これをよしとするなら、そもそも「東海道」という考えをやめて、自宅から30~40kmぐらいの適当な場所まで一日かけて歩いて行ってみる、ということでいいのだけれど.
