メジャーリーグでは本日からポストシーズン(ワイルドカードシリーズ)が始まっているが、それはそれとして、先月でレギュラーシーズンが終わった.打者で大躍進したのは、なんといっても鈴木誠也だろう.
鈴木は広島カープ在籍時は押しも押されもせぬ強打者で、カープ連覇に導いた立役者.緒方監督に「神ってる」と言わしめた選手である.が、2022年にシカゴ・カブスへ移籍してからは、今ひとつパッとしない印象.今年の開幕戦は日本で開催され、鈴木が四番を打った.これは日本開催だから配慮してもらったもの、ここで好成績を残せばレギュラーを勝ち取れる、頑張れと念じていたが、いいところなし.下手したら契約を切られるのではないか、などと考えたりもした.
が、アメリカへ戻ってからは本塁打を量産するなど大活躍.特に打点はリーグ一位を争っていた.7~8月は絶不調となり、打点争いからは脱落したものの、9月は再び好調を取り戻した.特に最終戦では4試合連続本塁打で32本、103打点を記録し、自己最多を大幅に塗り替えた.大谷翔平の活躍の陰に隠れた格好になったが、もっと騒がれてもよい成績だった.
日本人によるシーズン本塁打記録:
| rk | name | num | year |
|---|---|---|---|
| 1 | 大谷翔平 | 55 | 2025 |
| 2 | 大谷翔平 | 54 | 2024 |
| 3 | 大谷翔平 | 46 | 2021 |
| 4 | 大谷翔平 | 44 | 2023 |
| 5 | 大谷翔平 | 34 | 2022 |
| 6 | 鈴木誠也 | 32 | 2025 |
| 7 | 松井秀喜 | 31 | 2004 |
| 8 | 松井秀喜 | 28 | 2009 |
| 9 | 松井秀喜 | 25 | 2007 |
| 10 | 松井秀喜 | 23 | 2005 |
大谷の怪物ぶりが際立つ.あと5年経ったらベスト10はすべて大谷になるだろう.では、打点はどうか?
| rk | name | num | year |
|---|---|---|---|
| 1 | 大谷翔平 | 130 | 2024 |
| 2 | 松井秀喜 | 116 | 2005 |
| 3 | 松井秀喜 | 108 | 2004 |
| 4 | 松井秀喜 | 106 | 2003 |
| 5 | 鈴木誠也 | 103 | 2025 |
| 5 | 松井秀喜 | 103 | 2007 |
| 7 | 大谷翔平 | 102 | 2025 |
| 8 | 大谷翔平 | 100 | 2021 |
| 9 | 大谷翔平 | 95 | 2023 |
| 9 | 大谷翔平 | 95 | 2022 |
ここでも大谷が一位だが、2~5位は松井.松井の記録はまだまだ燦然と輝いているのだ.
