Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

鴨川旅行 (3)

タイッツーの投稿の貼付が期待通りにはいかなかったので、改めて書き起こしてみる.

なぜ鴨川か

夏期休暇の予定が決まった7月後半、思いつくまま著名な観光地を検索してみるも、どこも恐ろしく高価.2017年に鴨川に行った時は雨にたたられろくな観光ができなかったことを思い出し、鴨川ならそこまで有名じゃないしと思って調べたところ、適価の宿が空いていた.即座に決めた.別に、鴨川で見たいところがあるわけではないが.

移動

当日の午前中に急遽医者へ行かなければいけなくなった.気分が削がれるのは残念だが、もともとまともに移動したら2時間ほどの距離.昼食を食べてから旅行に出発と考えることにする.

出発前は、晴れてはいるが雲が黒くていささか不穏だ.昼食は魁力屋のラーメンを食べ、14時過ぎに店を出る.ここからが旅行.

海ほたるに寄って休憩するつもりだったが、行き過ぎてしまった.海ほたるを逃すと、到着までサービスエリアはない.ノンストップで現地へ.宿へ行く前に地元のツタヤ書店へ寄り、鴨川市の地図を購入.本当は「すばる書店」に行くつもりだったが、中身はツタヤだった.あとで調べたら、何年か前にツタヤに吸収された由.地元の人の便を考え、旧店名も表示しているのだろう.

旅館と地図

旅館の印象はレビューに書いた通りなので繰り返さない.部屋に近隣あるいは南房総の観光地図が何枚もあったのには参った.地図を買う必要はなかった.ネットの地図では距離感がつかみにくい.メモもできない.紙の地図が必要だと判断したのは正しい.本屋はかなり離れており、いったん宿に着いた後で再度書店まで出かけるのは面倒だという判断も正しい.しかし、観光地なのだから、旅館に地図があるだろうとは予測できてもよかった.

近所を散策

宿に着いたのが17時ごろ.荷物を置いた後、散策に出る.海はすぐ裏だと思ったが、海辺に出るには歩いて10分ほど.細い路地が続く.古い建物が多い.つげ義春の世界だ.

海に出ると潮の香りが心地よい.しばらく海辺を歩いたのち、バス通り沿いに北上してみる.片側一車線の狭い通りだが、247号線はこの辺りの目抜き通りだ.少し行くとJRの太海駅があるはずだが、行けども行けども見つからない.mapで確認したらとっくに行き過ぎていた.駅に気付かないなんてことがあるのかと思って戻ったところ、今度はわかったが、駅の周囲は何もない.これでは言われなければわからない.自動改札があるだけの無人駅.内房線は一日15本、日中は約一時間に一本.

駅をしげしげ眺めていたら、突如として豪雨となる.駅に屋根があってよかった.着替えはあるから多少は濡れても構わないが、ここまですごい雨だと鞄も靴もぐっしょりとなる.それは避けたい.どうしようかと思案しているうちに雨は小降りになり、ものの10分でやんだ.まさに通り雨.昔でいうゲリラ豪雨だ.

温泉と夕食

夕食前は温泉が一番混む時間帯ではないかと思うが、他に客はおらず貸し切り状態だった.19時から夕食.ビールを大びんで2本.昼間の疲れもあってか酔いが回り、21時には寝る.

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