給与所得者は給与から税金・年金・健康保険の費用があらかじめ引かれる.これを天引きと言う.このため、支給額と受取額には大きな開きが生じる.俗に支給額を「額面」、受取額を「手取り」と言ったりする.
徴収する側からすると、天引きであれば取りはぐれがない.支払い側も、面倒な手続きをせず会社側に丸投げでいいから楽.双方とも得する仕組みで結構だが、自分が何に対していくら支払っているのか、という意識が希薄になる問題がある.
今年の市民税・県民税の支払い通知書が届いた.わかっていたことではあるが、こうして改めて見ると、こんなに払うのかと驚く.昨年までは、それが払える収入があったが、今年はゼロ.貯金を切り崩している身には大きい.
四期に分けて払うことも可能だが、無収入では分割する意味は薄い.それで一気に払うことにした.まとめ払いだと金額が大き過ぎてコンビニでは扱えない.コンビニで扱える金額には上限があることを知った.それで銀行へ.
100万円近い金額を支払い、手持ちのお金が一気になくなった.定期預金を崩さなければならない日の到来は近い.
なお、まとめて払っても金額は全く変わらない.まとめた払ったら少しくらいまけてくれたっていいんじゃないの?