13日、タブレットの画面に埃のようなゴミが着いているのに拭いても取れない、スープを飲もうとして虫が浮いているかと思い、驚いてよく見たら何もなかった、ということがあり、何かおかしいと思ってよくよく見ると、視界の隅にショウジョウバエのようなものが何匹か飛び交っている.タブレットやスープの側ではなく、自分の目の問題だった.
さらに確認すると、左眼はなんともない.右眼だけの症状であることがわかった.
もしかして、これは飛蚊症ではないか、と思うと怖かったが、疲れているのかも知れない、疲れもたまっているし、ちょっと寝不足かもだし、と思い、気にしないように努める.
月曜日、症状が治まらないため、意を決して駅前の眼科へ行く.ここで、ちょっと不愉快に感じることがあり、結局診察を受けるのをやめたのだが、本筋に関係ないため詳細は省く.
帰宅後、改めて眼科を検索.駅とは反対方向だが、先の眼科よりもっと近くに眼科があることを知る.しかもそこは眼科と神経内科を併設している.目の異常は神経内科と関連があることもあり、両面から診られるのはいいかも知れない.ホームページはスタイリッシュだが情報に乏しく、医師の顔もわからないが、若い人のようだ.
火曜日、前日にチェックした眼科を訪れる.医師は、私よりは若いようだが髪は白く、それほど若くもないようだ.それはさておき、眼をていねいに検査していただいた結論は「飛蚊症」だった.だが、全く気にするようなことはないという.原因は加齢で、早い人は40代から発症する.ある程度時間が経つと症状は落ち着くらしい.特に治療はしない.薬も出さない.
自分が、飛蚊症を恐れていたのは、放っておくと網膜剥離などを引き起こすこともあり、激しい運動をすると失明の可能性もあるのではないかと思ったからだ.それを言うと、笑って、どこから得た情報かわかりませんが、それは間違いですとおっしゃった.どこから得た情報かといえば「はじめの一歩」だ。鷹村が飛蚊症かも知れないと、幕の内や宮田、真田などが心配していたではないか.病院へ連れて行かなかった幕の内を宮田が糾弾するシーンもあった.失明したらどうするんだと.
漫画とは言えないので、スポーツ選手が飛蚊症にかかると引退を考えるとか聞いたことがありますが……と言ったら、プロ野球選手などで40代になって飛蚊症を発症する人がいますが、引退するのは飛蚊症のためではなく年齢的なものでしょうと.
帰宅後、飛蚊症で検索してみると、まさにその通りの説明がある.病気ではなく、治療法はない.ただし自己診断はよくない、異常を感じたら必ず眼科を受診すること.医師が、放置しておいて大丈夫だと言えば大丈夫だと.
心配しなくてよいとわかったら、気にならなくなった.