新型コロナをはじめ、種々の理由でここ数年は自分の中でもいろいろなことが縮小傾向にあった.が、それでは生きる楽しみがなくなる.昨年5月からいくつかのことを復活させたり、新しく始めたりしている.
プロ野球を見よう.今年はこれを自分に解禁した.
まずは順位予想.3月末の時点で次のように考えた.
セ・リーグ
長い間野球場には行っておらず、テレビの中継を(WBC以外)見ていない.だからチーム事情も、戦力もわからない.ただ、ペナントレースはサバイバルゲーム.チームの牽引を期待される中心選手がケガで長期離脱することもある.意外な新戦力が伸びて来ることもある.投手が抑えて打線が打っているのに噛み合わず、調子に乗れないこともある.となると、いかに選手のモチベーションを引き出し、コンディションを維持できるか、首脳陣の力がやはり大きいのではないか.監督だけならどういう人かはだいたいわかる.というわけで順位を決めてみた.
まずはパ・リーグ.バファローズは、昨年は吉田が抜けた穴は埋められないだろうと思っていたが、涼しい顔をして優勝.中嶋監督は本当に選手を育てるのがうまい.それなら山本が抜けた穴も埋まるだろう.マリーンズの吉井監督は、選手のコンディション維持に関しては恐らく随一.本当は監督よりも投手コーチの方が向いている気がするが.実はこの順位予想を持ちかけて来た人がイーグルスの熱烈なファンだったため、ご祝儀の気持ちを込めて3位に入れてみた.内心では5位.今江監督の手腕は不明だが、オーナーがやる気なさそうだから.ホークスは、戦力は12球団一かも知れないが、前監督は戦力を生かしきれなかった.小久保監督の手腕は不明だが、リーダーシップはありそう.ライオンズは不祥事が続いており松井監督にはお気の毒だが、満を持してのレジェンドの起用なのに、球団がバックアップする姿勢が見られない.今年も苦労するだろう.ファイターズは世代交代の端境期で、誰が監督をやっても今は難しいのでは.そこを、成績よりも人気を重視して新庄監督を起用したのだろうと自分は推察している.恐らくテールエンドは確定.
そしてセ・リーグ.タイガースが二年連続して優勝するとは考えにくいが、昨年、岡田監督の話をいろいろ聞いて、実に合理的な考え方をする人だと感心した.頭一つ抜けている.ベイスターズの三浦監督は、昨年WBCに参加した投手に、チーム合流は4月末でいいからもう一度肩を作り直せと指示、合流後の今永は快調に勝利を重ねた.この采配は光っていた.期待を込めて2位.阿部新監督の力量は不明.選手時代からあまりリーダーに相応しいタイプには見えなかったが、ジャイアンツという球団は、選手や監督の力量を120%あるいは150%にする力がある.それを含めて3位.スワローズは昨年、連続優勝の面影もなく5位に落ちた理由が不明.当初は村上が足を引っ張っていると言われたが、村上が調子を取り戻した後もチームは上昇しなかった.高津監督はこれで終わる人ではないと思うので4位に.新井監督は何が悪いということもなく、昨年の2位から落とす理由はないのだが、上から決めて行ったらこうなった.さて、以上は当たるも八卦、当たらぬも八卦.しかし、これだけは確信を持って言える.立浪監督率いるドラゴンズは今年も最下位.
さて、5月27日現在の順位は次の通り.
セ・リーグ
パはホークスが地力を発揮して首位を独走(勝率.690、2位に4.5ゲーム差).そしてファイターズが大健闘.一方バファローズ、イーグルス、ライオンズは低迷.特にライオンズは勝率.333、トップから15.5ゲーム差で松井監督が解任された.渡辺久信監督が復帰したが、呼び戻すなら辻監督ではないのか.
セ・リーグも、ドラゴンズが一時は首位を奪うなど大健闘.その後は勢いが落ち、指定席に落ちるだろうと思っていたが、今のところ4位に踏みとどまっている.ベイスターズは度会という新戦力が大活躍してチームに勢いをもたらし、4月はドラゴンズと首位争いをする場面も.今永が抜けた穴は東がエースとして台頭.そこへ筒香が復帰し、復帰戦でいきなり逆転ホームランを放つなと、チームを牽引.しかしチームは勢いに乗れず、下位を低迷している.しかしトップから最下位までわずか7ゲーム差.まだまだわからない.
本日から交流戦.ここから展開が変わるか.