Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

藤井聡太失冠

注目していた叡王戦、伊藤匠が藤井聡太を破り、初の叡王に輝いた.伊藤は初タイトル.藤井はタイトル戦で初めて負け、一冠を失って七冠となった.

伊藤に大手をかけられた時は騒がれたが、その後名人位を防衛し、伊藤に逆王手をかけ、流れに乗ったように感じた.が、そんな単純な話ではなかった.

八冠保持は254日.羽生善治の七冠(当時の全冠)保持は167日だから、それに比べれば長いが、一年も維持できなかった.タイトルを維持し続けるというのはかくも困難なのだ.

気になるのは、再び八冠となる日がくるのか、だ.羽生は、長きにわたり多くのタイトルを獲得し続けたが、七冠を獲得したのはただ一度だけ.藤井はまだ若い.これから何度もチャンスはあると言いたいが、もともと全冠保持というのは、人間の能力を超えたことなのかも知れない.