Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

WBC第一戦(対中国 8-1で勝利)

WBCの前半戦をテレビで見た.

大谷君が日本にいた時は.二刀流といっても投げる時は投げるだけ、投げない日に打者で出場するというパターンだった.プロの、しかも国際試合で、投手として出場し、かつ、打者としてクリンナップを打つ選手というものを、自分は初めて見た.しかも投手としては160km/hを連発し、打者としては2打点を挙げて自らを援護したのだ.本当にいいものを見せてもらった.

スタメン

強化試合では、村上、山田の調子が悪かった.しかし最終戦で六番に下がった村上に一発が出、また代打で出場した山川にも本塁打が出た.セパの本塁打王に一発が出たことで有終の美を飾れたが、山田の調子は戻ってこない.栗山監督は村上に何番を打たせるのか、セカンドは誰にするかに注目していた.結果、村上は四番.セカンドは牧.セカンドの牧は賛成.村上は六番でいいのではないか.山田は最終回に代打で登場しヒットを打ったらしいが、牧に一発が出た.今大会のセカンドは牧でいいと思う.

ヌートバーがいい

ヌートバーの名は今回日本代表に選ばれて初めて知った.父がアメリカ人、母が日本人の日系メジャーリーガー、25歳.メジャーでの昨年の成績は108試合に出場し、打率.231、19本塁打、6盗塁(2盗塁死)とパッとしない数字だ.栗山監督はなんでわざわざ彼を引っ張ってきたのか不思議に思っていたが、今や彼が侍ジャパンを牽引している.初回トップでいきなりヒット.2回はファーストゴロを相手選手がファンブルしている間に全力で一塁を駆け抜け出塁.3回の守備ではあわやセンター前の当たりをダイレクトでキャッチするファインプレイ.その後、盗塁も決めたようだ.ヒーローインタビューは大谷君だったが、チームをムードに乗せたという意味では、ヌートバーがこの試合のMVPだったようにも思う.

試合展開

先発した大谷は、4回を1安打・失点ゼロに抑える.中国投手はストライクが入らない.初回、無死満塁で村上が押し出し四球で先制点.が、あとが続かず一点のみ.2回、二死満塁で大谷は内野ゴロ.4回、ヌートバー、近藤の連続ヒットのあと大谷がタイムリーツーベースで追加点をあげる.が村上は内野ゴロ.

自分はこの辺りで日本の勝利を確信しテレビを消したが、8回には満塁で代打・山田がヒット、源田が押し出し四球、そして甲斐がタイムリーツーベースで2打点.ようやく打線がつながったようだ.

中国が17四死球を与えてくれたにも関わらず、日本は16残塁の拙攻.ストレスのたまる展開ではあった.前半で大差をつけてほしかったが、緒戦ゆえの緊張もあっただろう.とにかく勝ててよかった.大谷は四打数二安打二打点、ヌートバーは四打数二安打二得点.村上は打点は記録されたものの、ノーヒット.

それにしても、ずいぶん長い間野球から離れていたことを実感。ニュースにはそれなりに目を通していたから、選手の名はわかるが、大半の選手は顔がわからなかった.明日は近藤健介に注目しよう.

スコア

守備 選手
(中) ヌートバー 4 2 0 2
走中 牧原大成 0 0 0 0
(右) 近藤健介 4 1 0 2
走右 周東佑京 0 0 0 0
(指) 大谷翔平 4 2 2 2
(三) 村上宗隆 3 0 1 2
(左) 吉田正尚 3 0 0 2
(一) 岡本和真 2 0 0 3
(二) 牧秀悟 3 1 1 1
山田哲人 1 1 1 0
(遊) 源田壮亮 4 1 1 1
中野拓夢 0 0 0 0
(捕) 甲斐拓也 3 1 2 2

〔本〕牧、〔盗〕ヌートバー、〔走塁死〕近藤