Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

ジャニーズ事務所の会見

ジャニー喜多川の性加害問題に関し、8月29日、外部専門家による再発防止特別チームが報告書を提出.その中で、ジャニー喜多川は長期間にわたって広範に性加害を繰り返していたと断じ、事務所に対しても適切な対応をしてこなかったと述べた.そして今後の対応として、性加害の事実を認め、被害者に対して謝罪および救済すべきこと、藤島ジュリー景子代表取締役社長の退任などを挙げていた.

それを受けて、本日14時より記者会見が行なわれた.藤島ジュリー景子は本件に関しこれまで動画で触れるのみで、記者会見は初めて.報道によれば、真摯な反省の弁が述べられ、藤島ジュリー景子は社長を退任、後任に東山紀之が就く新体制が発表された.藤島ジュリー景子代表取締役としては残るという.

テレビを見ようとは思わなかったが、15時過ぎにtwitterを覗いてみたら、それに関するtweetがタイムラインに溢れていた.ほとんどが事務所に対する批判的なものばかり.

社会問題に関心を持つのはいいことだが、今のtwitterは叩けるものを見つけて叩く、という風潮を強く感じる.それは社会全体がそうで、twitterはそれを反映しているだけ、とも言えるが、twitterがそうした社会現象を助長しているようにも見える.

そういう風潮は昔からあったし、そういう人はどこにでもいるのだが、自分の観測範囲では、昨年くらいから急激にこうした雰囲気がtwitter内で強まっているように感じる.*1

亡くなられたとはいえ主犯は希代の性犯罪者であり、本来はそれを追求すべきマスコミも事務所に忖度して……あるいは脅迫されて……長年にわたって隠蔽工作に加担して来た、という意味では、超弩級の犯罪事件かも知れず、また女性の性被害に対して男性の性被害が軽く見られてきた風潮もあり、いろいろな意味で徹底解明をはかるべきではある.

だからといって、ここぞとばかりに批判するのは違うかなと.そういう人が大勢いるところには近づきたくないなあと、最近は思うようになっている.

*1:twitterを愛する民は、みんなが平和で仲良くやっているところへ独裁者がやってきて何もかもぶち壊してしまった、というストーリーを信じたいのかも知れないが、自分の印象では、イーロンが買収する前からtwitterの終わりは始まっている.