日本産業パートナーズ（JIP）を中心とした国内連合は21日、東芝への株式公開買い付け（TOBが株主から78.65の応募を集め、成立したと発表した。買収額は約2兆円。東芝は12月にも上場廃止となり、74年にわたる株式公開を終える。2015年の不正会計問題の発覚後に続いた経営の混乱に終止符を打ち、安定株主の下で再建を目指す。（東京新聞、9月22日付朝刊）
TOBが成立する見通しになったことは20日の夜にニュースで流れていたから、当然翌日の朝刊の一面に載ると思ったが、全く記事がない．載ったのは今朝．正式に成立したと21日の発表を受けて、それを記事にしたということのようだ．
実はこれ、何が起きているのか私にはよく理解できていない．東芝のプレスリリース資料を直接読んでみたが、ちんぷんかんぷん．どうやら海外ファンドの出資を受け入れ、経営が混乱したことから、それを排すことを目的に国内の投資ファンドの傘下になったということらしい．これで8年にわたる混乱が収束に向かう……のであればいいと思うが、有望事業の多くは既に売却済み．どうやって再建させるのか、生易しくはないだろう．
この規模の会社が非上場でいいのか、個人的には疑問だが、なりゆきを見守るしかない．
