9月22日～10月2日に中国・杭州で第19回アジア競技大会が開催されている．卓球は、シングルスに早田ひな、平野美宇、ダブルスに平野美宇＆長崎美柚ペア、木原美悠＆張本美和ペア、ミックスに張本智和＆早田ひなペア、戸上隼輔＆木原美悠ペアが出場．昨日まで、団体は決勝で早田、平野、張本が孫穎莎、陳夢、王曼昱に0-3で敗退．ミックスは戸上・木原は3回戦で韓国に敗退．張本・早田は準々決勝で林高遠・王芸迪に敗退．シングルスは二人とも2回戦を勝ちあがった、ダブルスは2チームとも1回戦突破．
そして今日29日．
シングルスは、平野が3回戦で北朝鮮のピョンに敗退し、ベスト16止まり．そのピョンも準々決勝で孫穎莎に敗退．一方早田は3回戦、準々決勝を勝ち抜き、準決勝進出を決めた．明日の相手は王芸迪．それに勝てば、次は恐らく孫穎莎．
ダブルスは、平野・長崎が陳夢・王芸迪に2回戦で敗退し、ベスト16止まり．一方木原・張本はインドに勝って準々決勝に進出し、そこで孫穎莎・王曼昱に3-1で勝利．準決勝進出を果たした．なお陳夢・王芸迪もインドのS.ムカルジー・A.ムカルジーに敗退、準決勝には中国人が誰もいない事態になった．明日の準決勝、木原・張本の相手は韓国．それに勝てば、決勝戦の相手は恐らくインド．
木原・張本vs孫穎莎・王曼昱の試合はテレビで見ていたが、まさか勝つとは思わなかった．孫穎莎・王曼昱は世界ランキング1位と3位．最強ペアである．これまで何度も見ているが、早田が、伊藤が、平野が、石川が、何度闘っても勝てない（たま～に勝つことはあるけれど）高い壁だった．木原も張本も、失礼ながらオリンピックの出場にかすりもしない立場．それなのに恐ろしいスピードで中国を翻弄し、崩していた．この人達は、孫穎莎と王曼昱のそっくりさんだったのでは？ と思うほど．
木原の試合はこれまで何度も見ていて、トップクラス（早田、平野、伊藤）との差はわずかだと感じた．若いだけに、勢いに乗ると怖い．実際、全日本選手権で二度、準優勝しているから、紙一重の力はあるのだ．張本の試合を見るのはこれが初めて．そのスピードには目を見張った．こんなにすごい選手だったのか．それでも早田、平野、伊藤らには勝てないのか．
今回は伊藤美誠が不出場．理由はわからない．でも今回のメンバーは、そのまま2028年のロス五輪でのメンバーになるのかも知れない．
