半年続いた「らんまん」の最終回を見た．最終回がというより、この半年のさまざまなことが思い起こされ、胸が押しつぶされるような感覚があった．その後twitterで他の人の反応を読んで、また気持ちを持って行かれた．
毎日毎日、万太郎や寿恵子、竹雄、綾らと一緒に人生を駆け抜けたのだから、疲れるわけだ．
しばらくは彼らの人生に思いを馳せ、名場面を振り返り、「聡子はどうしているだろう？」「倉木さんは元気にしているだろうか？」と物思いに耽りたい．これはロスというのとは違う．半年間の疲れを癒し、魂を鎮めたいのだ．
が、そんな間もなく、来週の月曜日からは新ドラマ「ブギウギ」が始まってしまう．予断を持ち込みたくはないから、事前の情報は基本的には目は通さないが、物語の冒頭は、見る方もエネルギーを遣う．そのエネルギーを蓄えている間がない．
大河ドラマは、年末年始で切り替わるため、特番に阻まれ、たいてい二、三週間空く．その間に総集編もある．年末は旧作品を振り返って思い出に浸り、年が明けたら新作品に思いを馳せる．その切り替えがうまくいく．朝ドラは間が空かないからとても慌ただしい．
朝ドラも一週間空けてほしい．その間は「らんまんを振り返る：衣装編」とか「照明編」とか、主要登場人物による座談会「いまこそ明かします舞台裏」とかやったらいいんじゃないか．
