Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

メールが減らない

多くの会社では様々なメールエイリアスを使っているはず.たとえばinfo@foo.comというエイリアスを作り、お客様に問い合わせ先として告知する.そこに来たメールは営業全員に転送されるようにしておく.営業担当の誰が対応するかは社内ルールによるが、誰かが対応する、という次第.

営業が三人いたとして、三人の名前とメールアドレスを記載すると客が混乱する.誰か一人担当を決めて、その人の連絡先だけ載せると、その人が休暇中に問い合わせが来ても対応できない.営業担当は、増えることもあれば減ることもある.が、誰に転送されるかは社内で変更するだけ.お客様への案内は常に同じで変える必要がない.このように、問い合わせ窓口の数だけエイリアスを作っておくのが普通だろう.

社員だけが知っているエイリアスは、恐らくもっとたくさんある.営業部のエイリアス、技術部のエイリアス、総務部のエイリアス、東京本社のエイリアス、大阪支社のエイリアス、会社全体のエイリアス.営業会議の案内は営業部員全員に知らせる必要があるが、他部署への案内は不要.大阪支社での飲み会の連絡は、大阪支社の人に告知されればいい.メンテナンスのためサーバーが止まります、という案内は全員に知らせる必要がある.従業員のアドレスを一人ずつtoやccに並べてもよいが、面倒だし、間違えやすい.だからグループごとにエイリアスを作っておくと便利である.よほど小さな会社でない限りは、そのようなエイリアスをたくさん作っているはずだ.

自分にもたくさんのエイリアスがある.自分個人あてのメールはほとんどなくなったが、こうしたメールがひっきりなしに飛び込んで来る.自分が読むべきメールはもうないはず.それに、新製品のリリース情報とか、売上げ見込みとかいった情報は、辞めていく身としてはあまり知りたくない.今後仕事をしないつもりだからまだいいが、転職予定があれば、行き先によってはこうした情報は価値を持つ.

それで、システム管理担当の人に、エイリアスをすべて外してくれるよう依頼.ところが、うちの会社は、それはしない方針なのだとか.重要な告知が行くこともあるので、と.

議論しても仕方がないから、わかりましたと返事をしたが、来月末まで毎日100通近いメールを受け取らなければならないのか.