友人や会社関係の知り合いは携帯電話にかけてくるようになり、固定電話にかかってくるのはもっぱら営業・勧誘ばかり．固定電話が鳴るとうんざりしたものだ．とはいえ、親からかかってくることがあるから、取らないわけにはいかない．親も携帯にかけてほしいが、いくら言っても固定電話にかけてくる．気持ちはわからぬでもない．そういう時代が長く続いた．
近年は、ようやく親も携帯電話にかけるようになった．ところが、営業・勧誘の電話も携帯にかかってくる．連絡先を提出する時に、固定電話ではなく携帯の番号を書くようにしているから、当然の帰結ではある．全く知らない相手から「マンションを買いませんか」とか「未公開株を買いませんか」とかいう案内があるわけではない．銀行から債権を買いませんか定期預金より金利が高いですクレジットカード会社からはリポ払いに替えませんかガス会社からは電気もうちからにしませんかケーブルテレビの会社からはインターネットもうちから……
その都度きっぱりと断わっているのだが、数ヵ月もするとまたかかってくる．契約があるからブロックするわけにもいかない．メール配信は致し方ないものと諦めているが、突然の電話は本当に迷惑だ．昔、テレアポが社会問題になった時に、電話勧誘を禁止する法律ができると聞いた覚えがあるが、あれはどうなったのだろう．
