Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

退職の連絡

本日、お客様に退職するむねの挨拶メールを送信した.その数は1073通.

お付き合いのあった人には伝えた方がよいが、いつ、どのように伝えるかは人それぞれ.自分はこれまで何度か会社を変わってきたが、いつもギリギリまで黙っていて、在籍最終日に一斉にメールでお知らせするという方法を取っている.まだ在籍しているのに辞めるという認識が広まるのは、デメリットの方が大きいと思うから.その意味では、年次休の消化に入る直前でもいいのかも知れないが、休暇に入っても、何かとお客様と連絡を取る機会もあるため.

挨拶メールには、11月末日をもって退職すること、これまでのお礼、今後業務に関して問い合わせがあればこちら(と、会社の問い合わせ先を書き)、もし私個人にご連絡をいただける場合はこちらへ、と、個人アドレスと自分の携帯の番号を記した.会社のメールアドレスは間もなく使えなくなります、と添えて.

現在の取引先へは、既に新規担当者との引継ぎは済んでいる.ただ、何年もお付き合いがなかったけれど、また弊社の製品に興味を持って、問い合わせてくださる方がいるかも知れない.メールはそういう人にも送るので、新しい連絡先は必須.

ありがたいことに、返事をくださる方がそれなりにいる。日付が変わるまでに60通ほど.こんなに来るとは思っておらず、驚いた.感謝されたり、残念がってくださったり.儀礼的な返事も.こういうのを読むと、自分も、それなりにちゃんと仕事をしてきたのだなあと感慨深い.

ただ、ほとんどの人が、送信した会社のメールアドレスに対して、そのままリプライしてくる.このアドレスは間もなく使えなくなると、はっきり書いたのに.まだ退職日でく、今日ならまだ読めるだろう、と思うのか.自分がこのアカウントを読み書きできるのは29日まで.それまでに返事を書かないといけない.何より、この最後のメールは手許に保存しておきたいが、会社宛てのメールは履歴を残せない.自分で個人アドレスに転送するしかないが、数が多いのでちょっとたいへん.

前の会社を辞める時は、最終日にメールを送信し、その後すぐメールアカウントにアクセスできなくなったが、そこへメールを送ってくださった方がずいぶんいたらしい.今回はそれを学習したので、最終日より少し早めに出した.そのため、とにかく届いたメールは読むことができてよかった.もしかしたら、もう一週間くらい早くてもよかったのかも知れない.

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Erik KaritsによるPixabayからの画像