Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

公式戦は真剣勝負を

4日に松坂大輔の引退セレモニーがメットライフドームで開催された.イチローがサプライズで登場したりして、松坂が涙ぐむシーンもあったという.

松坂が引退を決めた時のことは、以前ブログに書いた.その後、引退試合が行われることになった.が、試合前に松坂本人が、「ストライクが入るかどうかわからない」と言っていたのには驚いた.西武ライオンズは、ストライクが入らないと公言している投手を一軍のマウンドにあげるのか.

10月19日、対日本ハムファイターズ戦、松坂大輔が先発.打者は近藤健介.2球目にかろうじてストライクが入ったが、結局四球で歩かせた.一応あとで動画を見たが、アナウンサーも解説者も松坂を称える言葉ばかりで、これが公式戦であることを完全に忘れていたようだ.

後日、松坂が、二球目のストライクは打者には打ち頃だったと思うが、野球殿堂に飾る写真撮影のために、一球目と二球目は見送ってくれと言われていたらしくて……と発言し、ますます驚いた.オープン戦ではないのである.打者が打つなと言われていて、それを聞き入れたということは、八百長ではないか.当人や関係者に罪の意識はないのか.

そして今回、引退セレモニーがあったとのニュースに接し、再び腹が立った.そういうセレモニーがあるのなら、それでいいじゃないか.なぜ八百長まがいの試合を公式戦に組み込む必要があったのか.公式戦でなければ何をやっても構わない.それこそ、イチローに打席に立ってもらい、三打席勝負でもしたらよかったじゃないかと.

引退試合」にはおかしなことが多いが、建前は守られていたはず.ここまで逸脱したのは初めてではないか.これを契機に「引退試合」の在り方を見直すことになってくれればいいが.

自分の主張はただひとつ、公式戦は真剣勝負をしてほしい.ただそれだけだ.セレモニーは公式戦以外の場でいくらでもすればいい.

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