Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

証明写真の撮影

免許証の更新をすることになった.それだけなら3年か5年に一度のありふれた行事だが、今回は警察署での更新だ.お恥ずかしい話だが、実は運転免許を取得して30余年、警察署で更新するのは初めて.

免許センターで更新する場合は、現行の免許証と更新のお知らせ葉書といくばくかのお金を持って行けば良い.写真は中で撮ってくれる.警察署で更新する場合はあらかじめ写真を用意する必要がある.というわけで証明写真を撮りに行った.

以前、社員証に必要な顔写真を自分(のカメラ)で撮影したことがある.コストはほとんどかからない(プリントすれば若干費用がかかるが、この時はデータで提出だったから全くかからなかった).しかし、自分で撮影はできないから、家族か誰かに依頼する必要がある.これは意外に面倒なもの.また、自宅では撮影に向いている場所がほとんどない.何枚でも気に入るまで撮ることができるとはいえ、自分で撮影するわけではないから、なかなか自分が気に入った仕上がりにならない.この時の経験から、素人が撮影するくらいなら専用の機械に任せた方がよいと判断した.

駅のそばには撮影ボックスが三ヵ所ある.どこも同じだろうと吟味せずそのうちの一ヵ所で撮影.6枚セットで900円.あとで調べたら別のボックスでは8枚で1000円だった.履歴書に貼るなど、何枚も必要な場合はこちらが割安だが、今回は一枚あればいいのだから、運よく得な方を選んだことになる.

自分の顔は鏡では見るが、ボックスに座って正面に映し出されるのはカメラが捉えた顔.つまり、自分が馴染んでいる顔とは左右が逆.似ているが違う顔を眺めるのは奇妙な感覚だ.

一定の時間内なら何度でも撮り直しができる.撮影した中から一番よい出来栄えのものを指定すると、それがプリントされて出て来る.背景色は自由に決められる.顔自体も、明るさなどの若干の補正がかけられる.進歩したもの.

元が元だから、イケメンが写ったりはしないが、ここ何度かの免許証の写真との比較では、一番ましな写真が撮れた.これで更新ができる.