Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

自宅勤務はつらい(その4)

食事の支度があまりに大変なので、なんとか軽減できないかいろいろ検討した結果、昨年6月から、平日の昼食のみ宅配弁当を頼むことにした.ここに到るまでにも悶着はあったが、それは省く.現在は、とにかく平日の昼は献立に悩むこともなく、準備もさほど時間がかからない.以前に比べれば格段に楽になった.

ただし、自分ですべてを調理するよりは楽だとはいえ、何もしなくていいわけではない.私の場合は「おかずのみ」をお願いしているので、ご飯と汁物は別に用意しておかなければならない.ご飯はその時間に食べられるようあらかじめ仕掛けておく.汁物は、前の晩に多めに作っておいて温め直すだけだが、冷蔵庫から小鍋を取り出して火にかけ、適温になったのを確かめ、お椀によそう(そして食卓まで持って行く)という作業が必要.作り置きがない時はインスタントで済ますこともあるが、その場合も、湯をわかし、味噌汁の素を溶いて……という作業が必要になる.

弁当はドアの外に配達されている.それを取りに行き、電子レンジで温め、机の上に並べる.お箸も並べる.

食事が終わったら、茶碗、椀、箸、弁当箱を洗い、乾いたら弁当箱をドアの外に置いておく.

おかずを一々自分で作らないとしても、これだけの作業は必要になる.お昼になったからと食卓に就いたらすぐに食べられるわけではない.

外食していた頃は、会社の近くの定食屋に行き、注文すると5分ほどで温かい料理が運ばれてきて、食べ終わったらそのまま出ればよかった.15分くらい.昼休みの残りの時間は休憩に充てられた.現在は、楽だといっても上記の作業が発生する.外食の方がお金はかかるが、時間は遣わずに済む.

自宅でも、食事ですよと声をかけられて席に就けばすぐ食事が始められる人、食事が終わったらそのまま部屋に戻れる(あるいは、居間でテレビを見る、ゲームをやる)人も少なからずいるらしい.ステイホームで時間の余裕ができたのは、そういう人なんだろう.浮いた時間は食事の支度や食器洗いに費やすことをお薦めしたい.

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jyleen21によるPixabayからの画像