Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

自宅勤務はつらい(その3)

家庭における料理担当を、私が一手に引き受けているが、別に料理が趣味というわけではない.レパートリーも多くはない.以前はそれでよかった.外食の機会が多いから、外で食べる時は自分で作れないものを選ぶ.家で食べるものは似たり寄ったりでも、困ることはなかった.

すべての食事を家で取るようになってからはそうはいかない.あっという間に献立のネタが尽きる.いつもいつも似たような料理で自分でもうんざり.たまにはおいしいものが食べたいと思っても、自分で作れないものは食べられない.

そうなると、腕を磨いて、レパートリーを増やす以外に道はない.

コロナ禍以降、料理研究家などのtwitterを何人もフォローし、紹介されている料理を見て、おいしそうで、自分でも作れそうなものを見つけたら、レシピをノートにメモ.そして実際に作ってみる.そうして作ってみたメニューのうち、大半は、二度と作る気になれない.また作ってみよう、と思ったものも、素人の悲しさ、二度目に作った時は一度目と味が違っている.気が付いたことをノートに書き込んでおく.

うっかりノートにメモらないまま、ネットの情報を見ながら作ってみることがある.おいしくできた、また作ろうと思っても、今度は参照したネットの記事が見つからない.こうしてせっかくうまくできたのに、幻に終わる料理も何度かあった.

レシピノートは二冊目になった.ノートを見ると、この二年でずいぶんレパートリーが広がったように思えるが、食べる立場で考えると、相変わらず似たような料理が並んでいると思う.それでも飽きることなく続いているから、以前よりはましになったか.たとえ飽きてもそれを食べ続けるしかないわけだが.

こうしたことに費やす時間は、決して少なくない.週に何度も外食ができるならば必要のない時間である.尾身先生は、きちんと対策をすれば外食をやめることはないとおっしゃるが、高齢の母のことなどを考えると、たとえ自分は無症状でも感染はしたくない、そうであれば、外出中ならばともかく、家にいるのにわざわざ外出して食事はしたくない.まだまだ当分、レシピチェックは欠かせないようだ.

自宅勤務が増えて時間の余裕ができた、と言う人は、仕事が終わってリビングに行くと、食事の支度ができているんだろう.それなら楽に決まっている.

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RitaEによるPixabayからの画像