Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

英和辞典を買った

ウィズダム英和辞典 第4版」(三省堂、2018年)を購入.生涯で四冊目の英和辞典のはずだ.専門家でもないのに、四冊も買ったのか、とも思うが、一冊をずいぶん長く使ってきたのだなあ、とも思う.

最初に使用したの英和辞典は、もう出版社も忘れたが、中学生になる時に買ってもらった初学者用のもの.その後は研究社の「新英和中辞典」に、恐らく高校進学を機に切り替えた.私たちの時代は、英語といえば研究社.誰に訊いても、辞書なら新英和中辞典、参考書なら「新々英文解釈」を薦められた.この辞書は高校生、大学受験生、大学生、さらに就職してからも使い続けた.と言いたいところだが、大学で語学の履修が終わると、英語をまともに勉強する機会は皆無.ごくたまに辞書を引きたい時のために、捨てずに取っておいただけ.使用期間は22年.ただし、実質的な使用期間は6年.

これまで使用していた三省堂の「新グローバル英和辞典」(1994年発行)は、2000年7月1日に購入したとある.この年から外資系の企業で働くことになり、今後は英語は避けて通れないだろうと、新しく買うことにしたのだ.だから、これも使用期間は22年.最初の頃は英語から逃げまくっていたため、あまり使うことはなかったが、後半の10年は割と真面目に英語に向き合っていたから、辞書を引く頻度も高かった.大学受験の頃とは比較にならないけど.

言葉というのはゆっくり変化していく.どんなによくできた辞書でも、耐用年数には限度がある.とはいえ、英語を専門にしているわけではない一学習者は、どのくらいの頻度で買い替えるべきであろうか.

言葉の変遷が一番激しいのはジェンダー関連ではないかと思うが、police officer, firefighter, salesperson, これらの語はいずれも、「ウィズダム英和辞典 第4版」はもちろんのこと、「新グローバル英和辞典」にも載っている.theyの単数での使用例も.20年経っても十分使用に耐え得るのだ.

本当は、今年の3月で英語の勉強はやめる予定だった.だから新グローバルを最後まで使い切るつもりだった.しかし、大杉先生の講座を聞いて、もう一回英語に取り組んでみようという意欲が起き、心機一転、辞書も新しくすることにしたのである.

ちなみに、どの辞書を買うかはかなり迷った.が、それについては省略.購入後、本書がもともとコーパスを利用した国内初の学習英和辞典であることを知り、いい辞書を買ったかも知れないと思った.