Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

本を捨てた

いったん入手した本は決して手放すものではない、また読み返したくなる日が来る.一度手放した本は二度と巡り合うことはない.それを信条としてきたが、置き場所がないという物理的な壁の前には、どんな思想信条も無力だ.

現在は、新規に買う本はもっぱら電子書籍.また、ある時期から、既に所持している本のkindle版が出たら新規購入し、紙版を捨てることとした.再購入のための費用は莫迦にならないが、媒体の変遷に伴うコストとして割り切るほかはない.かつてビートルズやチューリップなどの買い集めたレコードを、CDで買い直したのと同じことが起きたのだ(ビートルズなどはデジタルリマスターが出た時にさらに買い直した.恐らく、配信版を再度購入する時が来るだろう).

これで1,000冊ほどを処分することができた.が、まだまだ足りない.

kindle版が出ていない本は多い.出ていても、読み返すことがあるとは思えず、再購入を躊躇する本も少なくない.そういう本は紙版もさっさと処分してしまえばよさそうなものだが、手放すとなると未練が残るのだ.

そうした中から、耐えがたきを耐え、忍び難きを忍んで、11冊の本(およびムック3点)を処分することにした.それでも未練がましく写真を撮っている.「ソロモンの指環」(The King Solomon's Ring)はタイトルが好きだった.正しい知識があれば、ソロモン王の指環がなくても、動物と理解し合えると.kindle版は表紙が気に入らなくて諦めた.いつか今の倍くらいの本棚を所有することができたら、紙版を買い直したい.

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