Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

慶應義塾高校が優勝

夏の甲子園大会が閉幕.慶應が優勝した.107年ぶり二回目.

神奈川の高校、しかも地元・横浜の学校で馴染みもある慶應が勝ち進んでいるので、気にはなっていた.昨日の夕方、そういえば今日は決勝戦だったなあ、どうなっただろうとテレビをつけたら、ちょうど試合が終わったところだった.整列して、校歌を歌い、優勝監督インタビュー、そして閉会式と放映は続く.今日の試合のハイライトをやるだろうと思って見ていたが、全くやらず.テレビを消した.

夜のスポーツニュースではもちろん大きく取り上げられていたが、日吉の駅前商店街の様子や、相手校・仙台育英の地元の様子を移すのに延々と映すのに尺を使い、試合の様子は、丸田くんが先頭打者ホームランを打ったこと、5回表の集中打で一挙5点をあげたこと、昨日完封したエースの小宅くんがその裏から登板し無失点で切り抜けたこと、……ぐらいしかわからなかった.

どうも慶應は「エンジョイ・ベースボール」を掲げ、髪形も自由で、監督のことを「森林さん」と呼び、練習時間も短く、ベンチでも選手は喜怒哀楽を表わすなど、従来の高校野球のイメージを覆すやり方をしているらしく、森林監督は「うちが優勝したことで、高校野球のあり方が変わっていくなら……」と発言していた.監督をさんづけで呼ぶのはともかく、練習方法も監督が押し付けるのではなく選手から積極的にやり方を提案してもらっているとのこと.自分で考えられる人になってほしいのは、「僕はまだ野球を知らない」の宇佐監督を彷彿させるものがある.

それはそれとして、試合中継では、打った時の「カキーン」という甲高い音がどうにも耳に障る.やはり金属バットは好きになれない.バットが買えない時代ではないのだから、高校生も木製バットを使えばいいのにと思う。