Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

頸椎ヘルニア

あまり洒落にならない状況ではある.

24日の朝、左肩のうしろ、肩甲骨の下あたりに猛烈な痛みを感じた.痛みで目が覚めた.

もともと肩凝り持ちだ.夏場はいいが、寒くなって着るものが重くなるとどんどん酷くなる.逆に肩凝りには慣れている.こうした場合は動く範囲でこまめに、小刻みにストレッチを繰り返すと、徐々に痛みは治まっていく.だが今回は痛みの質がかなり違う.痛い部分の周辺を揉みほぐしたり、肩叩き器で叩いたりすると一時的に痛みは治まるが、すぐにまた痛くなる。肩の周辺を動かしても同じ.温めるとよいのではないかと風呂に入ったら、痛みが消えた.ほっとしたが、風呂から上がったらまた痛くなった.

翌日、起き上がると痛みは完全に消えてはいないものの、大分収まっていた.このまま治るか思ったが、徐々に痛みがぶり返してきた.これは医者へ行った方がいいと判断.駅前に整形外科クリニックがあったことを思い出し、ネットで検索してみると、地元の医療機関を紹介するサイトに掲載されていた.平日の診察時間は18時まで.終了ぎりぎりに行くとオーダーストップがかかることがあるから、30分前には行こう.急ぎ用事を済ませ、クリニックに行く.よくそこの前を通るのだが、いざ行こうとすると見つからない.この辺りと思った場所から駅に向かって歩いてみたが、どこにもない.引き返して途中の薬局に訊いてみたら、もっとずっと手前だった.慌てて駆け付けたら、受付終了の札が下がっている.時刻は17時33分.迷わず見つけていたら間に合っただろう.それにしてもずいぶん早く締め切るのだなと看板を確認すると、診察時間は17時半までになっていた.自分が見たサイトは、医療機関が直接作成しているところではないためか、情報が古かったのだろう.

夜になると痛みが耐えがたくなってきた.以前歯の治療をした時にもらった痛み止めを使わずにとっておいたことを思い出し、薬箱を開ける.ロキソニンがあった.それを飲んでしばらくしたら、痛みが緩和されてきた.痛み止めは効くのだ、よかったという気持ちと、痛み止めを飲まないといけないなんて、という気持ちと.

翌日、改めて診察してもらう.レントゲンを撮ると、第三頸椎と第四頸椎の間が異様に狭い。頸椎の間が潰れることによって、その組織が外へ飛び出し、それが首の神経組織を圧迫しているとのこと.頸椎ヘルニアによる神経痛という診断だ.

湿布薬を出しましょう、それと、ロキソニンを飲んだのね、効いた? 薬効はありました、ただ、痛みが消えたわけではありません、じゃあもっと強い痛み止めを出しましょう.あとは注意事項:

  1. 激しい運動禁止
  2. 痛い箇所を触ったりマッサージしたりするのは逆効果
  3. 時々横になって15分くらい休むとよい
  4. 姿勢を正しく
  5. お正月を過ぎても痛みが取れなかったらまた来てね

首を吊ったり、マッサージをしたりなどのリハビリはしないのかと驚いた.治療をしないのであれば、時間はかかるだろう.

その翌日.ロキソニンより強いというボルタレンを処方してもらい安心していたが、思ったより効かない.一日二回と言われていたが三回飲んでしまう.それでも痛い.その上、左腕のしびれが強くなり、左手の握力が落ちて来た.こうなると家事にも支障が出る.毎日約二時間くらい歩いているという話をしたら、少し控えた方がいいと言われた.そうはいっても健康維持のためだし記録もかかっているから、と前日は思ったが、この日は歩くのを億劫に感じ、外出しなかった.こんなことは二ヵ月ぶりだ.

その翌日.やることはたくさんあるが、痛くてやる気がしないから、昼食は横になっていた.そうしたら夕方までうとうとしてしまった.目が覚めたら痛みが消えている.なるほど、先生が「時々横になって15分くらい休むとよい」と言っていたのはこういうことか.頭という重たいものを支えるのは大変だから、頭を枕で支えて頸椎をしばらく解放すると痛みは収まるのだ.前日、前々日、夜になると痛みが酷くなってきたのはそういう理由だ.この日は夜になってもさほど痛みは強くならなかった.

その翌日、というのは今日.昼食後、しばし横になって休憩.痛みが取れるところまではいかないが、和らいではきた.その後は買い物に出る.歩くとひびく.帰宅後はしばらくつらかったが、夕食前にも休憩をしてしのぐ.風呂のあと、これまでは痛い背中のみに湿布薬を貼っていたが、今回は左腕にも貼る.これはなかなか効く.これを書いている今はあまり辛くない.

どのみち来週末までクリニックは休み.こうしてしのいでいるうちに、徐々に治ってくれればよいが.


Luca_CagnassoによるPixabayからの画像