Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

IT業界の片隅で棲息中

20代の頃はプログラマーをしていた.30代になってシステム系SEの仕事に関わった.情報収集や勉強のため、早くからネットを活用していたが、自分が調べたことをWebで公開すると、それが役に立つと喜ばれることもあった.業界ネタは同業者で盛り上がった.この頃書いていた「Adminではないけれど」(現在は読めない)は、「がんばれ!ゲイツ君」「戦わないプログラマ」と並んで「IT業界の三大コラムサイト」などと持ち上げてくださる方もいた.この時代は書くのが楽しかった.

コンシューマ製品ではなく業務用の設計ソフトを扱うようになって、仕事の話が書けなくなった.専門性が高いため、いくらぼかしても見る人が見ればわかってしまう.そうすると、下手なことは書けない.仮に書くとしても、前置きの方が長くなってしまう.

仕事に関することは滅多に書かなくなり、小説や漫画、映画やドラマの感想などを書き綴った.書く気をなくし、何年も何も書かなかった時期もあった.数年前からは、毎日食べたものとか、英語の勉強の記録とかをポツポツ書いている.ときどき、自分が何者だかわからなくなる.

それでも自分はIT業界の片隅にいると思っている.他人にはどうでもよいことだろうが、そう思うことは、自分には意味がある.