Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

免許証の更新

いささか旧聞になった.写真を撮り、いざ更新のため警察署へ行く.

受付は16時まで.それまでに行けばいい.その日の午後は別の用事があり、警察署に着いたのは3時45分ごろ.余裕で間に合ってよかったと思ったら、まず交通安全協会へ行って必要な書類をもらい、それに入口にある機械を使用して必要事項を入力し、しかるのちにその書類を持って受付に16時までにたどり付かなければいけなかった.入力は面倒で少々焦った.とはいえ、5分ほどで済み、結果的には十分間に合ったが.

写真撮影の必要もなく、手続きは簡素でさくさく進む.一番時間を取られるのは講習だ.免許センターへ行っていた時は、次の講習は何時から、と案内があって、席に座って始まるのを待っていたものだが、そのような案内はない.そこで講習を受けて、と言われた部屋へ入ったら、既に動画が上映中だった.受講者は他に二人ほど.

動画は短いエピソードが続くもので、全体を通しての起承転結があるわけではなく、それをエンドレスに続けているようだ.見始めてしばらくしたら、既に見ている人が次々に名前を呼ばれて退席していった.自分も規定の時間が経ったら呼ばれた.まだ見始めたシーンまで戻っていなかったが、律儀に全部を見なくてもということか.

動画の内容は、きちんと規則を守らないとこんな事故に遭うよとか、こういう場合はこんなリスクがあるよというものを見せてくれるもの.注意喚起には定期的にこうしたものを見るのは効果があるだろう.ただしひとつ、交差点で、右折車を先に行かせるために反対側から直進してきた自動車が止まり、ではと右折車が行こうとしたところへ、停止した自動車のうしろからバイクがものすごい勢いで走って来て右折しようとした自動車にぶつかる事故が映り、このようなことがあるから交差点では注意しましょう、と言われたのはちょっと腹が立った.

この事故では突っ込んで来たバイクが100%悪い.自分が悪くなくても事故が起きることがあるから注意しましょう、と言われればその通りかも知れないが、それを気にし過ぎると運転ができなくなる.免許を取りたての頃、信号が青でも、信号を無視して突っ込んでくる自動車があるかも知れないから怖くて勢いよく突っ切ることが出来ず、スピードを落として様子を見ていたことがある.友人から、そんなことをすると後ろから追突されて却って危ない、信号無視する自動車はいないと信じて進め、と教えられた.今でも時々、危なっかしい運転の自動車を見かけることがある.運転者はきっと、慎重に運転しているつもりなのだろう.慎重な運転は必ずしも安全だとは限らない.

さて、警察署で更新すると新しい免許証はその場ではもらえないことは知っていた.免許センターではその日のうちにもらえるので、発行に時間がかかるとは思えず、翌日かせいぜい数日のことだろうと考えていたが、なんと、一ヵ月かかるという.送ってもらうことも出来るが、送料が1000円かかるというので、改めて取りに来ることにした.

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Diego Fabian Parra PabonによるPixabayからの画像