「ひと月」というように、月の満ち欠けはちょうど一ヵ月.だから満月は月に一度.だが、たまに月に二度見られることがある.これをブルームーンという.これは、朔望月*1の平均が厳密には約29.5日で、一ヵ月(平均30.4日)よりわずかに短いため.また、2月は1朔望月より短いことから、2月に満月が一度もなく、前後の1月と3月に満月が二度起きることもまれにある.
月の大きさはいつでも同じように見えるが、月は地球に対して楕円軌道をしており、近づいたり離れたりしている.最も近づいた時の満月をスーパームーンという.これは最も離れた時に比べて14%大きく、30%明るい*2.最も離れた時の満月をマイクロムーンというそうだが、話題になることはほとんどない.
8月31日はスーパームーン&ブルームーンというちょっとだけ珍しい満月だ.厳密には日本時間の8月31日0時54分に近地点を通過し、10時36分に満月となった.となると、満月は今夜の月ではなく、ゆうべの夜明けの月だったか.次回は2037年.
István MihályによるPixabayからの画像