Adminではないけれど [隠居生活編]

主に無職の身辺雑記、たまに若い頃の自慢話。

ネット上での情報公開

ブログなりtwitterなりで何かを書く、ということは、自分に関するなにがしかを表明すること.それも自分に関する情報だ.だからネットで個人情報を一切出さない、というのは自己矛盾ではある.とはいえ、もちろん書かないこと、書くべきでないことはたくさんある.

たとえば自分はCHARADE(シャレード)というハンドルを使っていて、戸籍名は出していない.戸籍名で検索すると、セミナーや学会での発表や雑誌の記事などがいろいろ見つかるが、CHARADEと同一人物であることは、わからないはず.

どこまでを出しどこから先を隠すかは、人それぞれ.本名を明かしている人もたくさんいる.

ざっとの印象で、当て嵌まらない人も多いだろうが、ネット生活が長い人は、自分の人となりをわかってもらえる程度には自分のことを公開し、あるところから先は書かない、という線がきちんと引かれている気がする.どこまでは大丈夫、どこから先はダメ、ということが、感覚的に身についているのだろう.

中途半端に長い人は、ネット上に情報公開するのはよくないと思い込んでいて、自分に関することを一切書かない.名前はもちろん、性別も、年齢も、職業も、連絡先(メールアドレス)も.それは悪いことではないが、どういう人かわからないため、付き合いにくさを感じることもある.

始めたばかりの人は、プロフィール欄にいともあっさり本名や学校名や住んでいる地域などを書く.友達みんながそうしているから、何の疑いもなくそうするのかも知れない.いまや流出を恐れて学校はクラス名簿を作らないと聞くが、学校がそのように配慮しても、生徒の方は、○○高校×年×組、というようなグループを公開で作成したりする.

当人だけがリスクを負うのならご自由にではあるが、こういう人は他人の情報を公開することも躊躇がない.他人の写真を許可なくアップし、昨日は○○さんと会いました、などと本名を書いてしまう.この被害に何度か遭った.こういう人は、誰かと会った、というイベントこそブログなどで書くべきことであり、むしろブログのネタのために人と会っているのであり、こちらが何に困っているのか理解してもらうのが難しい.こういう人とは距離を置くしかない.

この人に会うために、別の人の誘いを断わっているかも知れないでしょ。その人がその記事を見たら、なんだCHARADEの奴、仕事が忙しいとか言っていたけどこいつとは会っていたのか、と思うでしょ。そういうこと。

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Andre MoutonによるPixabayからの画像