10日に完全試合を達成し、驚くべき投球を披露した佐々木朗希が、一週間後の今日、さらに世界を震撼させた.なんと8回を完全に抑えたのだ.
佐々木朗希は17日、ZOZOマリンスタジアムで行われたファイターズ戦に先発、8回まで走者を1人も出さない完全投球を続け、9回は益田直也(昨年のセーブ王)に交代.0-0のまま延長戦に入り、三番手の西野勇士がソロホームランを浴び、チームは敗戦.
井口監督は、100球を超えていたこと、7回が終わった時点でへばっていたことをから交代を決めたと話している。ローテーションを守って一年間投げ抜くことが大事というわけだ.佐々木の投球にも驚いたが、井口監督の決断にも驚いた.
2試合連続完全試合となれば空前絶後の記録だけに、見てみたかった気もする.あと1イニングを投げさせても「完全」に抑えた可能性は高いと思う.しかしチームが点を取らないことには「完全試合」は成立しない.実際、リリーフの益田が「完全」に抑えたが延長戦になった.ここで無理をさせるべきではないとの判断が正解なのだろう.
前回、私はこう書いた.
無理をして故障するリスクを負うより、年間を通じて、あるいは一生を通じて活躍する方が、本人にとっても、ファンにとっても、チームにとってもいいのは自明.次に7回8回までノーヒットで押さえても、試合の終盤はセットアッパーやクローザーに任せるのが自然になっているのではないか.
これは10年後か15年後を想定して書いたもの.まさか一週間後に完全試合を達成する機会に恵まれ、あと一回のところでリリーフを送られるとは夢想だにしなかった.
本日、佐々木は次のような記録を達成した.